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小平中央公園20211118
こんにちはreader subscriberさん

写真は2021年11月18日の朝、小平中央公園とその周辺の雑木林の様子です。

今日の写真、右上が小平中央公園で、私がスピード練習をするトラックです。いよいよ冬ですが、まだ暖かいですね。

■築古マンション専有部配管の一斉更新のための標準規約改正案

ブログはこちら

100年マンション化するための最重要ポイントは、床下専有部配管の一斉更新です。
しかし、床下配管は専有部であり個人の持ち物となりますので、マンション管理組合の修繕積立金を使うことは出来ない事になっています。

築30年前後から、一度も樹脂ライニング更生工事をしていない場合は、床下の排水鋼管、給湯銅管、給水用塩ビライニング配管からの漏水はが始まります。

築3-40年でも一度も漏水事故がないマンションもありますが、それは運が良いだけ。銅、鋼管、築50年までには漏水のお迎えが来ます。

そうなると、マンションの火災保険の水濡れ原因調査費用補償特約と、個人賠償責任総合補償特約で調査代と下階の天井の漏水補修はカバーされますが、原因が専有部配管であれば、保険は経年劣化には適用できないため、修理と自室の内装復旧は専有部負担になります。数十万円の突然の出費です。

漏水が始まる前に鋼管・銅管が使っているならば、更生か更新が必要になります。

修繕積立金を使って一斉工事するためには、管理組合向けアンケート行い、合意形成できそうなら、管理規約の改正、細則策定と、長期修繕計画の見直しによって予算を捻出していくことです。

是非こちらのブログを参考にしてください。
地域水圧

■直結増圧ポンプについての残念な事実

Youtubeも1本紹介します。
マンション給水設備と直結給水へ切り替える理由

直結増圧方式と、直結直圧方式のメリットについて説明していますが、直結直圧方式のメリットがとくに大きいのです。

給水制限は起こりえるのか?実際にはそのような事態は、東京都日中の給水制限が起こったのは、1996年、25 年前が最後です。(下の画像)
平均気温が上昇、海水の蒸発量が増えて、想定を超える大雨が毎年のように発生 しています。八ッ場ダムのような関東の水源の大型ダムが完成しても、なお、利 根川、荒川、江戸川、中川などの河川の氾濫が懸念されており、治水が重要な時 代です。

30世帯くらいの小マンションでは、直結直圧給水(ポンプなし)を諦めてしまえば、直結 増圧に比べて、毎月の管理費が、1万円から1.5万円上がる可能性があります。 マンション全体の利益を考えたら、1年で12万円~18万円と大きいです。

イニシャル費は増圧ポンプ代と設置費用で200~250万円増額、毎年12万円~18万円の 損失と、とてつもないロスです。直結直圧できる地域水圧ならば、迷わず、直結直圧給水(ポンプなし)を選択にすべきです。

先日やりとりした東京23区の4階建てのマンションのお客様も、水道局に確認し たところ、0.31MPaという地域水圧の連絡があったにも関わらず、直結増圧ポンプありで設計が 進んでしまっておりました(添付の上の写真)。

0.31MPaであれば、5階建てでも、直結直圧給水(ポンプなし)を検討できます。
現在、見直しの説得中ですが、管理組合の仕事は合議で決定しますし、タイミングというもの がありますから簡単ではありません。

東京都水道局は地域水圧は教えてくれますが、それ以上のことはしません。

設計をするのは、管理会社であり、給水設備会社であり、ポンプメーカーがア ドバイスすることもあります。
メーカー、設備会社は売り上げを増やしたい、管理会社は、1年に一度の増圧ポ ンプの点検の仕事が欲しいわけで、シビアな検討をせずに増圧ポンプで提案する 場合があるのです。

増圧ポンプが必要かどうかは、Youtube動画で丁寧に説明していますので、どうかこちらの動画をご覧になってください。

マンションの直結給水切替で増圧ポンプは必要ですか?

では、金曜日がんばって、良い週末を。

tonegawasuikei
ではまた近いうちにお会いしましょう!


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